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工場建設で計画すべき検討手順

工場を建設する際は様々な検討課題が出てきます。
以下に最低限必要な検討手順を記します。これらの項目に対し、豊富な経験と知識でアドバイスできる設計事務所を選ぶ必要があります。

1. 方向性の確認 START ● 企業の目的
● 工場計画の必要性
● 工程計画
● 予算計画
2. 計画を進める組織 ● 建設プロジェクトの組織
● 組織の中の役割分担
3. 諸条件の把握 ● 必要な広さの検討:生産方式、生産動線、資材・製品量・人員の把握
● 空間(高さ)の検討:生産における必要高さ、クレーン設備など
● 工場稼働時間の把握
● その他生産における特殊条件の把握
4. 工場立地計画(新たに用地を取得する場合) ● 自然立地条件の確認:気候、風土、地形、地質など
● インフラ条件の確認:電力、水道、工業用水
● 労働力の確保
● 周辺環境に対する把握
5. 基本計画

※建築関係
● 配置計画:全体の動線(物流動線、物流スペース、緑地)
● 平面計画:設置する機械、作業スペース、動線など
● 立面計画:工場イメージ
● 断面計画:設置する機械高さ、クレーンのトン数など
● その他:断熱性・採光・色彩の検討
● 全体工程の確認:実施工程の立案(設計・申請・建設)

※設備関係
● 電気の必要容量・照明、防災設備など
● 給水容量、排水容量、特殊な排水の有無など
● 換気設備、冷暖房設備の有無など

6. 関係法令の確認 工場関係法令
都市計画関係法令
建築関係法令
その他
7. 基本設計 配置、平面、立面、断面の確定
壁、屋根材などの仕上げの検討と決定
開口部の決定:ドア、窓、シャッターなど
諸条件の決定:床の厚み、クレーンのトン数、台数など
設備の仕様決定:電気、給排水、衛生設備
8.工事費用の把握 概算工事費の把握
全体予算の検討により各仕様をチェックする。
9. 実施設計 建築意匠設計:詳細部分の確認、決定
建築構造設計
電気設備設計:すべての仕様、機器の決定
機械設備設計:給排水、空調設備の仕様、機器の決定
10. 施工業者決定 工事着手 入札及び見積もり業者の選定
施工者と工事費の決定